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絶対王者の羽生はなぜ敗れたのか [スポーツ]

羽生結弦2.jpg

まさかの結末だった。

 フィギュアスケートの男子シングルフリーが現地時間1日に米国ボストンで行われ、
ショートプラグラムで2位のフェルナンデスに12点もの差をつけて首位に立っていた羽生結弦(21歳、ANA)がジャンプでミスを重ね、184.61点でフリー2位となり、計295.17点で、216.41点をマークし、計314.93点にしたハビエル・フェルナンデス(24歳、スペイン)に逆転優勝をさらわれた。絶対王者、羽生は惜しくも2位に終わった。

 冒頭の4回転サルコーの着氷でバランスを崩して手をつくと、続く4回転トウループは成功したものの、出来栄え点は、1.71しか奪えない。華麗さに欠けた。どこか不安定なまま、後半の4回転+3回転のコンビネーションジャンプでは、4回転サルコーで転倒した。
 3回転ループ、3回転ルッツという確実に成功させるべき、ジャンプも思うような出来栄え加点を得ることができず、スピンでもレベル4の評価を揃えることができなかった。

 元全日本2位で、国際大会のメダル経験も持っていて現在、後身の指導に当たっている中庭健介氏も、技術面のミスを指摘した
「羽生選手にすれば珍しいミスが目立った。体が揺れてどっしりとしたスケーティングができていなかった。その不安定さが不安定な踏み切りにつながり、空中姿勢で軸がぶれ、着氷が右によれたり左によれたりと不安定だった。
 修正能力の高い羽生選手は、なんとか安定させようと試みたため、無駄な体力を使った。そこから生まれる疲労度は、またスケーティングの不安定につながるという悪循環を繰り返した。不安定なジャンプではGOE加点を得ることができず、単純にふたつのジャンプを成功しなかっただけには留まらなかった」
   

 では、なぜ、不安定な滑りを生み出すことになったのだろうか。

中庭氏は、「通常の場合、体調面を含めたコンディションの不良か過度の緊張が影響する」という。

 羽生自身は、試合後、「きょうは緊張の質の違いに適応できなかった」と語った。では、その緊張の質の違いとは何なのか。滑走順なのか、それとも今季、世界歴代最高得点を叩き出し、負けられないという王者の誇りが重圧に変わったのか、それとも、デニス・テンに公式練習中に進路を邪魔されたことに怒りをあらわにした問題が、メディアも巻き込み想像以上に大きな問題へと発展したことへの戸惑いが緊張へと変わったのか。また、左足首を痛めていたという情報もあり、SPでは効いたごまかしが、4分半のフリーではできなかったのかもしれない。

 中庭氏は、「何が原因なのかは本人以外にはわからないことでしょうが、結果的に集中力の欠けた演技になってしまいました。ただジャンプのミスさえなければ、羽生選手が優勝していました。オリンピックのプレシーズンとなる来季に向けて、羽生選手が、今回の反省を元にどんなことを考え、どんなチャレンジをするかに注目したいと思います」という。

 世界歴代最高得点を更新した羽生の今シーズンが敗北で終わったことは2年後の平昌でオリンピック連覇の偉業に挑む“絶対王者”にとって得がたい教訓になったのかもしれない。

羽生選手がまけてしまいました。
よく頑張っていましたが、ジャンプをことごとく失敗しては勝てないでしょう!!
絶対王者でもミスはあるものです。
それが人間であり、勝負は時の運といわれるところでもあるでしょう!!
王者らしく堂々と戦ってほしいです。
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